印刷用データ作成の基礎注意点
データ作成の際には、トラブルを避けるためにも必ずこちらのページを参考してください。
中綴じ冊子とは
「中綴じ冊子印刷」とは、冊子を開いた状態の紙(1枚で4ページ分)を重ね、見開きの中心部分をホッチキスで綴じた冊子です。
そのためページ数の多い冊子ではご利用できません。
綴じ部分(ノド/見開き)
二つ折りした紙を中心で重ね、中央をホッチキスで止めます。
綴じ部分(背/側面)
ページ数が多い場合、背は丸みを帯びた形状になります。
中綴じ冊子の対応ページ数について
中綴じ冊子は8~40ページまでの対応となります。
それ以上のページ数の場合は、無線綴じをお選びください。
また、中綴じ冊子は構造上、4の倍数ページでないと印刷することができません。
データ作成の際はご注意ください。
冊子(同人誌)の各部名称について
表2・表3、小口・ノドとは
オモテ表紙(表1)の裏面を表2、ウラ表紙(表4)の裏を表3といい、冊子を見開いた状態の両端が「小口」、中央の綴じ部分が「ノド」といいます。
ご注文いただくページ数は、この「表1」「表4」「表2」「表3」の4ページ+本文のページ数となります。
「表2」「表3」に印刷をしない場合もページ数にはカウントされますので、ご注意ください。
中綴じ冊子は8~40ページまでの対応となります。それ以上のページ数の場合は、無線綴じをお選びください。
※図は左綴じ冊子の場合です。
小口、センター(綴じ・ノド)付近のレイアウトについて
小口付近のレイアウトにご注意ください。
中綴じ製本は図のように内側になるほどズレが生じます。
紙の厚さとページ数にもよりますが、全体が厚くなると下図で示した部分に配置された文字や写真が欠ける可能性があります。
これを避けるため、文字や写真などは5mm以上内側に配置してください。
尚、トジ部分(ノド)から余裕をもってレイアウトするようにお願い致します。文字がセンター部分をまたぐようなレイアウトの際はご注意ください。
中綴じ冊子はノド部分まで開ききることが可能なので、ノドアキ(ノドの余白)は不要です。
しかし、製本の際にどうしても若干のズレが生じますので、センター部分を細かな文字等がまたぐようなレイアウトの場合は、多少のズレが生じることも予めご了承いただいたうえでご入稿ください。
上図はあくまでイメージとなります。ズレは一定ではありませんのでご注意ください。
見開きデータで作成の際の注意点
表紙(表1、表4)は本文を「くるむように製本」しますので、ページ配置は下記の図のようになります。
ご注意ください。
文字の流れに沿う形となりますので、横書きの書籍は左綴じが一般的です。
文字の流れに沿う形となりますので、縦書きの書籍は右綴じが一般的です。
データ作成の注意点
データ作成の注意点について詳しくはこちらをご確認ください。